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二人乗り自転車タンデムで夫婦世界旅行後は、長野県は白馬村へ移住。 現在は、就農し『倉リ(くらり)農園』を2019年春に開園! 農業だけでなく、古民家再生、ログハウス建築、サイクリング、スキースノボー、ボルダリング、釣り、etc,,,と新しい地で大忙しな毎日。 あ、育児も大忙し…

2013/11/30

【五体投地で聖地カイラス巡礼】チベタン坊さんにタンデムを強奪される!?

続き、、、

偶然参加できた遊牧民のお祭り  

なかなか貴重な経験だった。
我々は先を目指す為、道へ戻る。


幹線に戻ると、トラックが止まっていて、チベット人たちが休憩している。
ランチピクニックでもしてるのかなと思った、、、


遊牧民みたい。でも先ほどの祭りをしているチベタン遊牧民とも違う。
トラックで移動中?


トラックが先に走っていたが、人々は置き去り。
そして、人々は歩き始めた。
いや…


五体投地だ!

五体投地はチベット特有のお辞儀の様な土下座の様な、敬意を表す仕草だ。
この動きで、ずっと進んで行く!
毎回の進める距離は、一回の五体投地で進んだ分だけ。


この歩くよりも遅い五体投地で、巡礼をしていくのだ。

どこまでって?


それはチベットの聖地カイラス山までだ!
ここは、チベットの東である。カイラスのある西チベットまで彼らは1年以上かけて進むのだ。


かつて西チベットで見かけた五体投地。本気の五体投地。



心の問題だから、いいんだけど…ちょっと歩きすぎじゃね??

※動画は2007年の自転車でカイラス巡礼旅の時(【Tibet season】-チベット旅行編-2007~



ちょっと身なりのいい、祭りに参加してた子供達(左)。
彼らも巡礼を見学に(遊び?)来ていた。




これを毎日毎日繰り返して進むのだ。
先ほどのトラックはサポートカーという訳。


君達も大人になったら巡礼するんだなぁ…

良い巡礼を…旅を…


我々も先に進みます。
道は相変わらず良好。
 

しかし、段々と登りがきつくなってきたぞ。


ガッツリのぼっています。
峠どこ?


綺麗な道が救い。
しかし、登りがきつい!


やっと峠!
ああ疲れた。


すでに時刻は17時半 リタンから45km地点 標高4360m

ちょっと、途中遊びすぎた。


しかし、体が疲れてて動かない。
しばし休憩。


風が強いので、土手の前で、ゴハン食べます。


しかし、ここの峠は一面お花畑。
標高4500m近いんだから、みんな高山植物だよなぁ。

スイスでのガイド時代を思い出すぜ。
これは、マメ科の花ですね~(と、言って名前わからない花をごまかして説明)


チベタン僧侶もピクニックしていた。


チベタンはホントにピクニックが好きだよなぁ。
我々もだけど。
 

で、彼らにタンデムを発見されてしまった。
こうなると完全に彼らのおもちゃに…



喜びすぎだろ!
もはや撮影大会です。

坊さん、カメラとかI-Phoneとか俗世アイテム持ちすぎですぞ!
別にいいけど。

最後にコーラ貰っちゃいました。


峠後も綺麗な道。
軽快に下っていく。


景色がいい!


段々と下がっていきます。


木々がでてきた。
どうもチベットの限界森林点は標高4000m前後らしいな。



景色もいいし、道もいいし、快調な下りだし、最高です。




いやっほーーーい!
と、下ってたら…


パンクしました…調子のってたから?

おかしいな?前輪はドイツで買ったシュワルベというパンクしづらい高いタイヤなのに。


修理でタイムロスはあったけど、道が快適なので、あっという間に下ります。


お、下りが緩くなって、建物がでてきたぞ。


青い屋根の村がでてきた。
ほとんどの家が青い屋根。

何故に?


青い村と名づけましょう。


さらに下っていくと…


今度は赤い屋根の村。

何故??
赤い村ですな、今度は。


今度は、川原でピクニックしてる村発見。



日本で言うところの川原でテント張ってBBQって感じなのでしょうか?


段々と村が多くなってきた。




下りはまだまだ続くけど、目的の街に到着です。
下り早い!

時刻は19時。
君”土見”(君壩郷)の街です。
82km地点 標高3000m
峠から1400mも下ってきたのか!


街といっても、幹線沿いに建物があるレベルの小さい街。
で、宿はあるのか?


ありました。街に唯一の宿です。


君”土見”招待所 (君壩招待所
add:幹線沿いの街の中心

1ベット 30元
(二人で50元にまけてくれた)

トイレ、シャワーなし(街の共同トイレのみ)
コンセント、ネット、電気カーペットなど一切ない。

夜中は停電で強制消灯


一階部分は家族のリビングなのか商店なのか?
自転車はここに置かせてもらう。


お世辞にも綺麗とはいえないベット。
鍵もないからね。

屋根があるだけマシなのか?


各家にはトイレはないらしく、街にある共同トイレを利用。
まぁ、田舎にありがちな、便意も引っ込むレベルのボットン式です。

これなら、大自然トイレの方がいいなぁ…


シャワーもないので、オケにお湯を入れた頭顔くらいは洗います。
もちろん、タオルで体も拭きましたよ!


最後は、足湯です。
これやるだけで、だいぶ体も温まるし、疲れもとれる。

で、残り湯で洗濯というね。


さっぱりしたら、街に唯一っぽい食堂へ。
こんな田舎でも漢民族は移住してきてるんだよな。

元々生まれ育ったチベタンの環境はわかるが、なぜ漢民族はここを移住先に選んだ!?
普通、商売のチャンスを考えるなら、大きな都市を目指すだろうに。

それとも、政府に民族同化の為に強制的に移住させられているのか?


お肉たっぷりラーメン(10元)を食べながら、そんな事を感じたのであった。

(1元=16円 / 1ドル=100円=6.1元)  


★走行距離 82km(6.5h)12.8kph
 理塘 【標高3900m】

7km 峠 
【標高4200m
 
16km 分岐 
【標高3930m
 
45km 峠(602kp) 
【標高4360m
 
82km 君”土見”(
君壩郷) 【標高3000m


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